「音」「熱」解決!ZITS現地施工製品

ZITSのテクニカルアドバンテージは「騒音密閉」と「強制空冷」です。これらを応用した各製品は、オフィスに同居する小〜中規模クラス(42U×2台程度まで)のシステムに組み合わせることでベストパフォーマンスを発揮します。他社にはないオンリーワンを多数用意しております。

排気ダクト付静音ラック S4.5-EX

静音ラックS4.5ZRS8.0ZRへのカスタムオプション。排気延長ダクトを装備した工事不要のライトエアフローシステムです。熱拡散による局所熱だまりの防止、オフィスパーテイションで区切られた小さなブースに効果的。

 

■EX部 参考画像→

 

・排気サイレンサー部 奥行拡大D=500
・両側キャッチロックによる着脱式に変更
・高さ調整キャスター×4
・200mmダクトフランジ×2
・200mm形状記憶フレキダクト
・取付バンド、化粧キャップ

 

現地調査によるフロア全体でのエアフローマネジメント設計を付帯します。ラック本体はS4.5ZR(12U〜24U)、S8.0ZR(12U〜30U)に準じ、マシン構成に応じた個別専用仕様での提供となります。

 

・課題
静音ラックの導入では騒音対策と同時にラック内の最適なエアフローが得られますが、ラックの周辺や室内での「局所熱溜り」があると十分なマシン冷却には至りません。特にオフィスパーティションで区切られた小さなブースでは熱の逃げ場がなく、排気熱が吸気に回り込む「ショートサーキット」が発生してしまいます。
・解決
静音ラックの後部から排気熱をダクト延長することで、ブース内には排出せずフロア全体へ熱拡散。複数の空調機への負担分散が可能になります。
建物工事が不要の手軽な熱拡散システム。マシン構成に応じた個別専用でのラック策定と現地調査によるフロア全体でのエアフロー設計を付帯します。
・目的達成
静かなオフィスで業務集中、仕事の効率化、結果、成果の向上
適切なマシン冷却で安定動作、リスク削減、寿命延長、長期の運用コスト削減
既存空調を利用した均等化、バランス化で快適室温、空調電力の削減

 

 

ユーザーボイス

 
東京大学 地球観測データ統融合連携研究機構 太田 哲さま
大手メーカーの「売りっぱなし」とは違い、ここだったら信頼できるなと思いました。 ユーザーボイスにも知り合いが出ていたので「あの方が言うなら」と.....
導入後には特にマシンの後ろがうるさかったのが劇的に静かになりました。排熱は空調の止まる夜間の最高温度で(吸気/排気)36度/44度だったのが現在は27度/34度と下がっています。おかげさまで静音・排熱とも良好、安全性も含め全部問題なし。
100点満点です !!
プロの視点から説明いただき、今まで以上に騒音と放熱について深く考えることが出来ました。将来移動があっても次のところにも持っていきます。もう手放したくありません!

 

高規格マシンブース for HPC


スパコン、HPCの高密度システムを対象とした間仕切ブース。高度な騒音低減と強力冷却を装備したワンストップパッケージです。規模に応じたエアコン、エアフロー策定、マシン電源や火防調査等を一式承ります。

■高規格マシンブース ワンストップパッケージ 
・遮音強化型組立式オフィスパーティション 
 (ZITSスペシャルチューニングバージョン)
・目地シーリング、隙間コーキング、床との密閉度向上
・配管、配線の穴埋め、コーキング
・密閉配線口「ケーブルクランパー」
・ドア当て構造変更、遮音パッキン施工
・エアコン、冷却装置(マシン適合、馬力策定)
・エアフローマネジメント、アイルキャッピング等
・マシン電源、空調電源工事
・火防調査、調整、防災設備の変更等

・ワンストップ
一度のオーダーで全てが揃うパッケージメニューでは、面倒な複数業者への手配とその管理調整を一式取りまとめ、さらに重要項目を見極めた適切な性能向上チューニング、適合策定による責任施工でお客さまリスクを徹底排除した「製品+技術サービス」となります。
・間仕切り
間仕切りは施工性の高いオフィスパーティションシステムを利用したZITSスペシャルチューニングバージョン。天井付のボックス構造、高密度吸音材の充填で透過騒音を低減し、さらに配線、配管のシーリング、ドアの隙間を塞ぐパッキン、床や接合部の密閉度向上、密閉配線口の装備などを付帯して-21dB(A)以上の高度な騒音遮断を施工します。
・空調
マシン規模に合致した冷却装置の導入では、マシン調査からエアコン馬力の策定、ブース内のエアフローマネジメント、アイルキャッピング等を個別に仕様化。騒音と冷却の問題をスマートに解決し、計算機の安定動作を提供します。
・電源
空調電源と同時にマシン用電源の工事も付帯。マシン規模に応じた適切な容量を策定します。
・火防
建物管理者との調整や防災設備の変更、図面提出、消防署との協議など、安全運用と責任施工を一式承ります。

現地調査、適合策定承ります。お気軽にどうぞ。
東京・関東→随時受け付け
大阪・関西→定期ご訪問、ご予約受付中

導入例

 
東京理科大学 葛飾キャンパス研究棟 遠山研究室さま
騒音減衰量 -21.2dB(A)  (ドアオープン→クローズ)
・床面積2000×3000mm 高さ2300mm
・建物壁面に一部接続
・5馬力の天吊エアコン 1機
・マシン電源 100V50A×2系統

 

20℃施工パッケージ

データセンター並みの超低温運用が実現。安定動作、高寿命、シンプル&ローコストを極めた現地施工の冷気導入静音ラックシステム

室温に対してのラック内温度差は最大でマイナス10〜15度!

 

「20℃施工パッケージ」はローコストな家庭用ルームエアコンや既存空調を利用して、冷気を静音ラック内部へ導くシステムで構成されます。建物空調や専用クーラーなどへの高額な出費を必要とせず、理想的なマシン運用を提供します。
クーラーで部屋全体を冷やす必要はありません。静音ラックの中だけ冷えれば目的達成です。そのためのクーラー能力は家庭用の小さなもので十分です。建物空調と独立した小型エアコンであれば、夜間や休日に空調が止まった場合でも温度上昇の危険を回避できます。
エアコンからの冷気はチャンバーBOXに内蔵されたファンユニットにより強制吸気。2個所に設けられたバイパス流路により温度調整やトラブル回避も万全。エアコンの調整だけで冷気/室温導入のミックスコントロールが可能で、エアコン停止時には通常の室温導入にスムーズに移行し風量損出もありません。

 

◆プラン1◆ 家庭用ルームエアコンが個別で利用できる場合
建物空調に依存しない独立したシステムでマシンの低温運用が可能となります。小さなエアコンの僅かな消費電力だけで目的達成します。
◆プラン2◆ 個別エアコンが施工できない場合
既存の建物空調を冷源とします。部屋全体の温度が高くても静音ラック内部は超低温運用が実現します。部屋全体を冷やす必要が無いので、空調の設定を弱くして電力消費を抑えられます。

 パッケージ内容
●マシン構成に応じた静音ラックS4.5ZR
●冷気導入BOX(アクティブファン内蔵)
●冷気ダクト
●クーラー接続マニホールド
●現地施工一式
○ルームエアコンの設置(ユーザーでご手配もOK)

導入後の空調電力削減に大きなアドバンテージがあり、他の方法でありがちな代替要因も発生しません。シンプルな方法でローコスト、スマートに問題解決!

 

ご使用例
製品名に「20℃」とありますが、本製品は絶対的な20℃運用を行うものではなく、目的に応じた温度設定で使用します。室温に対して最大で10〜15度程度の温度差が得られますが、極端な低温設定をしなくても大きな効果が得られます。
◆生活室温の範囲(28度程度)であれば、本製品を導入することで運用温度を20℃以下にまで下げることも可能。マシンの安定動作、マシン寿命の延長に大きな効果。また、電力削減を配慮して任意の温度に調整することも出来ます。
◆一例として室温が35度まで上がるような過酷な部屋でも、本製品でマシン運用温度を20〜25度に保つことが出来ます。
◆夜間や休日に建物空調が停止する場合の対策。
◆マシン規模に対して空調能力が低い場合の対策。

 

製作例

 24Uオープンラック+連結式吸気ボックス (静音機能無し)

 

 天吊り型空調用特注「角→丸」マニホールド

 

 冷気導入ラック システムイメージ

 

 解説図 (導入例:徳島大学さま)

 

排熱延長キット

既存ラックに追加装着する熱溜り解消のための放熱促進キットです。現地施工とフロア全体でのエアフローマネジメントを付帯します。

危険!熱溜りでマシン寿命短縮!
サーバーシステムの放熱不良の多くは、主にラック内部や周囲の「熱溜り」が大きな原因です。マシン後方からの排熱が前面に回り込み、再びマシンに吸い込まれることが問題点であり、高温度での循環運用で動作不安定や寿命短縮を引き起こし、また機器破損の可能性も懸念されます。
最適な吸気温度とは
熱溜りを診断するにはマシン吸気口直近の温度とラックから離れた通常室温を測定します。この数値に差異の全くない状態が理想ですが、温度上昇がある場合はマシンにとってリスクを抱えた過酷な状態にあると言えるでしょう。特にラック周囲に壁やパーティションが接近したり、それに囲われた閉鎖的な場所では熱の逃げ場が無く、5度から10度以上の温度上昇になることもよくあります。夏場に室温28度の環境で5度の吸気上昇があれば運用温度33度、安全マージンはまったくなし。10度の上昇では38度となり、レッドゾーン!使用不可です。
シンプルな課題解決
排熱延長キットEXEX-6U-Hを用いてラック後方上部から強制排気により熱を吸い上げ、ダクトで遠方へ排熱、拡散します。この方式によりラック前面、マシン吸気口には温度上昇が発生せず、常に最適な吸気温度を保ちます。安全性、安定動作とマシン寿命にも大きな優位性が得られます。
延長ダクトで熱拡散
標準仕様では6U(又は3U)マウントのアクティブチャンバーボックスと、それに内蔵されたファンユニット、延長ダクト等で構成されます。ラック最上段に6U(3U)スペースがあれば搭載可能でラックマウント機能を併用した組立式となります。延長ダクトは形状記憶型で長さオーダー可能。設置工事一式でオーダーいただく場合には必要長を現地調査いたします。
風量適合、安全運用のフルサポート
マシン規模に対する風量の適合を調査して最適仕様での提供をいたします。規模に応じた仕様変更が可能です。
静音設計
チャンバーボックスは膨張室型消音器構造で最低動作音は41.2dB(A)。高風量とファン騒音の防止を両立しています。
空調全体でのマネジメント
熱溜りは局所的な温度上昇ですので、このキットを用いてフロア全体への熱拡散を行なうことが施工ポイントです。
ラックの周辺だけに熱溜りが起きる場合は「排熱延長キット」を用いて広いフロア全体に熱拡散すればシンプルに解決です。また、サーバーブースがパーティションなどで囲われている場合には、それと隣接する広いフロアとの間に「排熱対策キット」を用いて連絡流路を設けて熱拡散すればフロア空調全体の力でマシンと人の両方にバランスよく調整可能となります。
延長ダクトの行先や天井裏を利用したエアフローマネジメントがとても有効になります。施工や設計を組み合わせた総合的な解決手段をSi R&Dから提供可能です。個別にて対応しますので是非ご相談ください。

 

<ご注意>
キット装着によりラックの前後扉は取付できません。セキュリティのために施錠必須の場合には、ラック加工や特注仕様での対応を承ります。

 EXEX-6U-H キット内訳
・アクティブチャンバーボックス(2ピース組立式)
・ステンレスマウント枠(4ピース組立式)
・ファンユニット STD D12-7(3U×2式)
・200パイ延長ダクト(長さオーダー)
・ダクト用マニホールド、固定具一式

取付工事
設置工事承ります。特にフロア全体でのエアフローマネジメントを同時施工することで大幅な効率アップが期待できます。

 

シンプルな手法で課題解決、僅かな電力消費で大きな効果、マシンの安定動作や寿命延長。空調導入や他の方法と比較しても大きなコストアドバンテージ。システム全体での俯瞰的な効率化を提供する「製品+技術サービス」を是非ご利用ください。それぞれのお客さまに最も適した対処方法をご提案させていただきます。

 

 

排気遮蔽+熱拡散

HotCap+EXDF System
サーバ室、ラックの熱対策、適温化、空調レスのエアクールドマネジメント

 

製品例-1 集熱ボックス+排気ファンユニット+延長ダクト

 

製品例-2 上記にガラリ装着工事付帯

 

製品例-3 遮蔽間仕切り+排気ファンボックス+排気延長

 

・課題
サーバー室やラック周辺での熱だまりは、多くの場合マシン排熱の処理がスムーズに出来ていないことが大きな原因です。排気熱がマシン吸気に回り込み、常に高温でのマシン運用、動作不安定や寿命短縮、エアコンの過剰使用による消費電力の増加など大きなリスクと負担が発生します。空調や扇風機などの2次3次的対策ではなく、根本的な部分「マシン排熱」に着目すればスマートな解決が得られます。
・解決
ラックから放出される排気熱をボックスや組立間仕切り、内装造作等で囲い込み、遠方へ延長、拡散します。サーバー室やラックの周囲には一切熱を出さずマシン吸気も常温となりシステムの安定運用が実現します。
データセンターでよく用いられるアイルキャッピング(=吸気と排気の流路分離)の手法ですが、ホット側だけのアイル遮蔽とZITS熱拡散を組み合わせたシンプルな効率化システムとなります。既存ラックがそのまま活用出来るのが大きなメリットです。
・目的達成
 ・サーバー室の熱溜り、冷却不良を完全解決
 ・エアコン増設不要
 ・マシンの安定動作、リスク排除、寿命延長、長期の運用コスト削減
 ・既存空調を利用した均等化、バランス化で適正室温、空調電力の削減
 ・快適オフィスで業務集中、仕事効率アップ!
・個別フルサポート
マシン規模や部屋の諸条件に応じて、最もシンプルで効果の高いプランを個別策定いたします。
 導入例:排気ファンボックス+延長ダクト

 

 導入例:排気ファンユニット 

 

 施工工事一式付帯

 

小さな空冷サーバー室

熱だまりの発生しない強制空冷サーバーブース。汎用オフィスパーティションとZITSエアクールドマネジメントを組み合わせたライトパッケージです。詳しくはお問い合わせください。

 

 

RACK in RACK

既存のサーバーラックや整理棚の中に静音ラックをビルトイン。与えられた寸法条件内で特注設計+現地施工。詳しくはお問い合わせください。

 

 

防音パーティション 高規格ZITS Ver.

大学、研究所向けの高規格仕様。遮音性と放熱性を大幅向上させて進化バージョンとなりました。42Uフルラックを解体せずに周囲から囲い込み騒音密閉します。一級建築士による一括管理と安全工事、高度な目的達成を迅速に包括。
 

dB-HCP 高規格ZITS Ver.
・現地組立式防音パーティション
・42Uフルラックに対応
・HPC(大学、研究所)向け高規格タイプ
・遮音性能:-20〜30dB(A)
・ファンユニット:29立方メートル/分×必要数
・個別特注での仕様策定
・一級建築士による一括管理
・電気工事士、専任職人による全体工事

旧dB-HCP防音パーティションの進化形ZITSバージョンです。従来品同様に42Uフルラックを周囲から囲い込んで騒音密閉します。マシンと通線を解体しないで施工可能。火防にも該当せず、導入の手軽さと規模の大きさをバランス良く両立しています。
従来品での遮音性能「-15〜20dB(A)」を「-20〜30dB(A)」まで強化向上、さらに放熱性能は300%増し(!)でHPCマシン向けに大幅アップ。
初期現地調査から設計、搬入、施工まで、一級建築士による一括管理で進行します。有資格者を含む少数精鋭の安全工事チームが半日でコンプリート。迅速にシンプルにとても大きな成果を提供いたします。

参考製作例-1

42Uラック×1台向け W1650×H2100×D2050 mm 

参考製作例-2

42Uラック×2台向け W2050×H2275×D1900 mm

 

高度防塵ラック

高度防塵ラック CLN-100

・完全密閉のツアーケース筐体
・強制空冷のファンユニットを必要数装備
・高度防塵エレメントは自動車用キャビンフィルターを採用
・密閉配線口「ケーブルクランパー」
・ラックサイズオーダー可能
・マシン構成に応じた風量確保と仕様策定をフルサポート

参考製作例

防塵ラック 密閉&強制空冷

・18U D=950
・排気ハイフローファン 1機
・吸気エレメントパネル 3式
・ケーブルクランパー(配線口) 2式
・風量適合 仕様策定 一式
吸気エレメント部の風量損失:3.5%
動作音(ラック背面1m):59.3dB(A)

 

静音ラックと同様の手法で「密閉ケース+風量適合」を組み合わせた高度な防塵ラック。冷却風量確保のための仕様策定を必須付帯して、安全確実な課題解決を提供します。
・課題解決
トラックバースや工場内での使用を想定。屋外レベルでのエアコンディションで発生する内部汚れ蓄積、放熱不良、寿命短縮を低減。システム全体の運用リスクをシンプルな機能で解決します。吸気側に採用する防塵エレメントは自動車用のキャビンフィルターを採用することで
1). チリ、ほこりや黄砂、排気ガス微粒子、10マイクロメートルの花粉まで除去。
2).ジャバラ状に織り込み表面積比が12倍に拡大。流路抵抗減少、目詰まり低減、交換時期延長。
3).市場流通の多い汎用部品を流用することで調達容易。

など多くのメリットがあります。

 

さらにマシン適合のためのラック仕様策定を必須付帯。
4).マシン規模に応じたファンユニット数量の策定
5).マシン規模に応じたエレメント面積の策定
6).マシンに応じた吸排気分離(アイルキャッピング)の部材策定

を行ない、安全確実に結果が出せる個別専用仕様での製品を提供いたします。

 

・サポート
フィルター部は定期交換部品となります。調達方法や交換時期、保守サポート等について諸条件に応じたご案内を用意いたします。ご相談ください。

 

 

 

 

 

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