超静音仕様 S4.5ZR-D.WALL

<放送局、録音スタジオ向け>
ダブルウォールの「超」静音タイプ

 

 

概要

・放送局、録音スタジオや役員室などの特別に静かな場所向け特化モデル
・内箱と外箱のダブルウォール、その間に発泡ウレタンの空気層を設けた多重構造
・内箱を連結固定しないフローティング化で振動共鳴の防止
・遮音性能8dB向上(標準品S4.5ZRと比較して)
・最低動作音は驚異の25.4dB(A) (ミドルファン1:1)
・基本構成は標準品S4.5ZRに準ずる

 

重要なマシン適合

マシンマッチング(適合調査)が全ての製品に付帯された「製品+技術サービス」となります。専任担当が1案件ごとに個別対応してラック仕様を策定する仕組みです。「本当に静かなの….?」「放熱は大丈夫….?」全てをお任せください。お客さまリスクゼロでの目的達成を供給側責任で用意いたします。

 

高度な静音要求に技術対応

<解説> 超静音-D.WALLは通常よりも高度な静音要求に対応する特化型製品です。ご使用される部屋の環境が通常と異なるかどうかは、一般には判断ソースが用意されておらず高度な専門領域となります。お客さまが戸惑うことなく適切判断に至れるように、Si R&Dでは専門技術による現地調査を組み合わせた「製品+サービス」を用意しております。是非ご利用ください。
この超静音-D.WALLは放送局やレコーディングスタジオ向けに開発されたものですが、人員の少ない居室やスモールオフィス、特別に静かな応接室、役員室、社長室などにもマッチします。導入成功に至るコツは「お客さまがカタログから製品を選ぶ」のではなく「部屋の要求値を的確に判断して製品を合わせること」です。SiR&Dでの現地調査は騒音計の数値だけでなく熟練技能者による聴感判断まで実施しますので十分なご検討材料になるはずです。その内容は音の反射、響き具合、暗騒音とマシン騒音の差異、音色や周波数分布による不快感、お仕事内容まで含めた考察とアドバイス、さらに必要に応じて報告書の作成まで無料対応で用意いたします。

 

 

適合調査(お見積り依頼)

 

マシンに応じた適切なラック仕様を策定いたします。お手数ですがマシン調査にご協力願います。

 


ラック内に実装予定の全ての「マシン情報」をご提示ください。
具体的な機器が特定できるようにメーカー、型番、台数をリストアップしてください。

 


大型サイズ(奥行拡大や15U以上)では搬入条件の情報をお願いします。
 ・納品先の正確な住所名称
 ・搬入経路に段差が無いこと。(ある場合はその詳細)
 ・エレベーターの奥行き

 

 

 

<解説> マシン増設について
将来のマシン増設を想定する場合は、一例として「同規模のマシンをあと○○台追加予定」などとご計画をお知らせください。初期導入では大き目ラックサイズと小規模の風量部品で構成します。増設のマシンが具体的になった段階で装備品の再策定と必要に応じた追加見積をご案内しますので都度お打ち合わせください。

 

よく出る製品のサイズ例

・S4.5ZR-D.WALL-12U D=1000

お客様ごとに個別専用仕様にてサイズ策定いたします。
 ・高さ:6U〜24U(外寸で545〜1345mm)
 ・奥行き:マシンに応じた個別策定
 ・幅:640mm

 

<解説> 奥行きについて
前後ドアにあるサイレンサー容積や吸音材の厚みにより奥行きが大きめになります。D=1000(外寸1465mm)のタイプでマシン奥行き750mm程度まで搭載可。ラック内部のエアフローや配線規模なども関連しますのでそれぞれのお客さまに個別対応で策定いたします。

 

使用部品一覧

アイテム、画像 概要
1

筐体
静音ラック 放送局、スタジオ向け超静音

高さ:6U〜24U
奥行き:100mmごと自由設計
2重壁と空気層の多重防音ウォール、密閉構造
標準耐荷重150kg(Max180kg)
強化仕様で200〜250kg
9.5角ケージナットアングル
M6ネジ+ナット(20pcs付属)

2

ファンユニット

吸気で押し込み排気で吸い出すプッシュプル構成
マシン規模に応じた個別策定
・標準 STD D12-7
・静音重視 ミドル D12-5
増設や消耗交換対応型

3

ACアダプター

ファンユニット用電源
input:AC100V
output:DC12V3A
PSEマーク表示品
実測消費電力11W

4

3Uブランクパネル
静音ラックのブランクパネル 3U

ショートサーキット防止のための安全装備品
マシン構成に応じた個別策定
吸音材増量仕様

5

1Uブランクパネル
静音ラックのブランクパネル 1U

ショートサーキット防止のための安全装備品
マシン構成に応じた個別策定
吸音材増量仕様

6

特注アクリル遮蔽板

WS, タワーマシン向け
ショートサーキット防止のための安全装備品
マシンに応じた特注製作

7

密閉配線口
(下段ギャラリーに拡大画像あり)

防音スポンジエプトシーラーを採用した密閉構造の通線口
直径5mmのケーブルで約30本通線可能
プラグを通す開口は59×69mm
マシン規模により数量策定、特注大型タイプへの変更も可

8 吸排気口の増設 放熱規模に応じて個別策定
9

吸排気口の増設可能仕様

マシン増設時にパネルを撤去して流路拡大が出来る冗長装備
10

8口100Vバー1UVH2438

100V接地(3極)15A抜止型、3mコード
19インチ規格のマウントパネル
ファンユニット用ACアダプターに使用します。それ以外の空き口は自由に利用可

11 配線サポートバー ラック内整線用
12

棚板(1U)

補機類設置用(ラック背面からマウント)
13

棚板(3U)

補機類設置用(ラック背面からマウント)
14

遮蔽棚板 STI44-660790

マウント出来ないマシン向けの棚板。1Uの遮蔽板機能を兼ねます。
天板の奥行=660mm、ラックポストへの取付間隔(奥行方向)=660〜770mm、耐荷重=50kg

15

ブレーキ付キャスター
  

標準装備品、ストッパーレバーで回転と首振りが同時にロックされます。
16

レベラーキャスター
  

オプション品
17

扉部高さ調整キャスター
静音ラックの高さ調整キャスター

ドアの重量支え用キャスター、高さ変動に対応可。
(中〜大型サイズに装備)

18

耐荷重強化プレート

マシン重量に応じて強化します。
19 アングルオフセット

標準ではマシン前面の吸気流路で100mm確保
そこから741mm後退した場所に後ろアングル

20

吸音材増量仕様(pcs)

静音強化策
ブランクパネルや反射面露出個所に吸音材を増量します。
ラックサイズとマシン構成により数量(pcs)と効果が変動。

21

耐震スタビライザー

工事用部品。床にコンクリートアンカーで固定できます。
(工事は別途)

22

キー穴付キャッチロック
静音ラック 施錠

南京錠をかける穴(6mm)が標準装備。
錠は別途ご手配ください。

23

分割組立式仕様変更

エレベーターサイズや搬入条件に応じて仕様策定します。
24

サイレンサ拡大仕様変更

放熱規模と静音性能のバランスで策定します。

 

Spec. 共通仕様

 S4.5ZR 共通仕様 

筐体 防音専用筐体、2重壁と空気層の多重防音ウォール、密閉型ケース構造
消音器 前面の吸気流路と背面の排気流路に膨張室型サイレンサーを装備
ファンユニット 吸気と排気の双方に装備されたプッシュプル構成(数量冗長可)
ファンユニット電源 . ユニットごとに独立したACアダプターを使用
吸気口 ラック前面に吸気口を装備
排気口 ラック底面、又は「底+天板」に排気口を装備
配線口 後部底面、又は「底+天板」に密閉型配線口を装備
遮音性能 N/A  参考:標準品S4.5ZRに対して8dB(A)の性能向上
最低動作音 25.4dB(A) ミドルファン、吸気:排気=1:1
マウント仕様 19インチラックマウント規格、4ポスト(L〜L=741mm)

9.5角ケージナットアングル(M6+ナット付属)

放熱流路 マシンに応じた専用の遮蔽構造を付帯(個別専用仕様)
マシン適合 個別での適合調査を付帯
実効マウント数 6U〜24U、3Uごとに7機種 (特注オーダー可)
奥行き 100mmごとにオーダー可
外形寸法 参考例(12U D=1000の場合)W640×H810×D1465
重量 参考例(12U D=1000の場合)65kg(構成により変動)
使用環境 生活室温(〜35度)の室内
筐体色 標準白と15色の無料変更対応
オプション、特注 STDファン

タワー型、WS型マシン用特注アクリル遮蔽板
コンセントバー
棚板
耐震スタビライザー
耐荷重強化仕様
自由設計による個別特注対応


購入検討フルサポート

ご訪問によるお打ち合わせや各種技術解説を、それぞれのお客さまへ個別対応いたします。
 ■東京・関東方面:随時受付
 ■大阪・関西方面:年5〜6回程度の定期ご訪問

お客さまへご訪問

製品の概要説明、案件ごとの個別打ち合わせ、マシン調査や搬入経路の下見も対応します。

出張デモンストレーション

実機による騒音体験をお客様オフィスまで出張デモいたします。
S4.5-12Uデモ機にテストサーバー(騒音70dB)がマウントされています。お客さまにとって不慣れな場所では音への判断も戸惑いますのでお客様のオフィスで実施することが大切。実物を「見て・聴いて・聞く」音響の専門技術を解説いたします。

現地調査・騒音測定

現地の実態調査を行なうことで、より的確な結果予測が可能。音響の専門技術を解説いたします。

放熱診断

静音ラックの設置場所や空調適合、熱溜り、部屋全体のエアフローなど、導入結果に影響する外的要因をもれなく診断します。

書類作成

寸法図やマウント図、設置図、提案書など必要に応じて個別で作図します。

販売店さま向けメニュー

同行営業や説明会、勉強会など、販売促進のためのコミュニケーションを用意しています。

 

お問い合わせ

静音ラックと「音・熱」問題に精通した専任者が対応いたします。どなたさまも遠慮なくご相談ください。

 

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